DayBackを使うために、既存のファイルに何か特別な準備が必要ですか?
必ずしも、必要ではありません。カレンダーを既存のファイルにペーストし、スクリプトをインポートしていきますが、これについてはこちらのページに記載しています。
ただし、既存のファイルに関して知っておいていただきたいことがいくつかあります。以下に示す注意事項が守られない場合、カレンダーが適切に動作しないことがあります。
アクセス権セット
既存のファイルのアクセス権セットの設定をカスタマイズしている場合、「新規テーブル」を制限していることがあります。カレンダーを統合する際には、新規テーブルが3つ追加されます。ファイルを使うユーザはどのテーブルにもレコードを追加、編集、削除できるようにする必要があります(この3つは、インターフェイスのためのテーブルです。データはありません)。これに当てはまる場合は、新規テーブルを作成した後に、適切な設定にしてください。
また、新たに作成したレイアウトが、設定しているアクセス権セットから利用できることを確認してください。値一覧やスクリプトについても同様です。
レイアウト名
FileMakerでは、スクリプトをインポートする際に同名のレイアウトがあっても区別されません。そのため、あなたのソリューションを確認して、DayBackからペーストされるレイアウトと同じ名前のものがある場合には(遅くともカレンダーのスクリプトのインポートが完了するまでに)、レイアウトの名前を変更してください。
レイアウトとスクリプトのフォルダ
FileMakerは、レイアウトフォルダの名前とレイアウトそのもの名前も、区別することができません。したがって、もし「Calendar」という名前のレイアウトフォルダを作ると、FileMakerは「Calendar」レイアウトを使おうとするのに実際にはレイアウトフォルダであるため、動作の多くが失敗します。スクリプトの場合はそれほどひどいことにはなりませんが、同じ名前を付けていると、スクリプトフォルダのせいでインポートしたスクリプトの名前が変更されることがあります。
このため、レイアウトフォルダやスクリプトフォルダには、よくある名前を使わないようにしてください。カレンダーですでに使われている名前とコンフリクトすることがあります。カレンダーのレイアウトをすべて1つのフォルダに入れたい場合は、「Calendar」ではなく「Calendar Layouts」という名前のフォルダにしてください。
原文:YourFile|https://www.seedcode.com/pmwiki/index.php?n=DayBackForFileMaker.YourFile
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