iOSデバイスのFileMaker Goでデータベースにアクセスするモバイルユーザー
サーバーへのネットワーク接続が制限されていたり、オフライン時でも、MirrorSyncを使って効率よく作業が可能です。自分のiPadやiPhoneにデータベースファイルのローカルコピーを保存してフィールドに情報を入力し、その後ネットワークに接続できる状態になったら同期します。ワークフローに応じて一方向の同期も可能です。ユーザーの情報をサーバーに送信してサーバーからはデータを受信しない同期、あるいは、素早く読み出し専用の情報が必要なユーザーにはサーバーからのデータ受信のみ同期設定もできます。
ノートマシンで作業をするリモートユーザー
例えば、ネットワークのスピードに左右されずに生産性を上げたいという課題を解決します。WANでFileMaker Serverに複数のユーザーが接続していると処理速度がかなり遅くなってしまうことがあります。これは、変更がすべて即座にFileMaker Serverに書き戻されるからです。MirrorSyncを使えば、ユーザーはデータベースファイルをローカルにコピーして自分のマシンで使えば、作業がWANのパフォーマンスに左右されることはありません。ユーザーがオフィスに来たときにデータベースを同期して、作業中はローカルのコピーを使います。そして定期的あるいは任意のタイミングで同期し、最新のデータをサーバーに対して送受信できます。
拠点が複数の場所にある場合
MirrorSyncをサーバー間同期モードで使用します。
データベースファイルのコピーを拠点ごとのFileMaker Serverにインストールします。各拠点では、LANのスピードをフルに活用してFileMaker Serverで作業を行います。そしてMirrorSyncが、常にサーバー間を同期します。このようにして各拠点では、他の拠点による変更を確認したり編集したりすることができます。この構成で使用する場合は、30〜60秒程度の間隔で頻繁に同期するようにMirrorSyncを設定する必要があります。
FileMaker 以外のデータベースとのデータ連携
最もシンプルに効率よく同期を実現する方法がミMirrorSyncです。
例えば、リモートのデータセンターでMySQLや Oracleにより動作しているオンラインの店頭システムがあり、FileMaker Serverで動作しているデータベースですべての注文にすぐアクセスする必要がある場合、MirrorSyncを使うと特定のSQLテーブルを FileMakerへ選択的に同期することができます。テーブルとフィールドの名前が一致していなくてもかまいません。この構成では、5〜10分程度の比較的頻繁な間隔で同期するようにMirrorSyncを設定する必要があります。
原文(英語)|http://docs.360works.com/index.php/MirrorSync_basic_setup#Why_use_MirrorSync.3F
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