複数のファイルのソリューションの場合
- 例えば、分離モデルや、旧バージョンのFileMakerから移行したソリューションの場合、同期を行うデータが複数のファイルにまたがって存在しているなら、それらのファイルを外部データソースとして参照しているテーブルオカレンスを持つ、同期のためのメインファイルを1つ用意してください。分離モデルの場合では、データファイルが同期を行う必要があるファイルであるはずです。オフライン用のデータベースファイルをユーザーに配付するときは、同期のためのメインファイルを含むファイルセット一式を配付します。
アカウントの準備
MirrorSync6以降
- "FMREST"拡張アクセス権: MirrorSyncを使用する全てのアカウントに対して「有効」にしてください。
MirrorSync5まで
- "FMXML"拡張アクセス権: 同期の通信方式でXMLを選択する場合、MirrorSyncを使用する全てのアカウントに対してFMXML拡張アクセス権を「有効」にしてください。
- "FMXDBC"拡張アクセス権:同期の通信方式でJDBCを選択する場合、MirrorSyncを使用する全てのアカウントに対してFMXDBC拡張アクセス権を「有効」にしてください。
主キーの準備
- 同期を行うデータがあるすべてのテーブルに、主キーが必要です。主キーはユニークな識別子であり、空欄は許可されず、レコードが作成された後に変更されてはいけません。MirrorSyncは、もともと設定されているシリアル番号の付加方法による主キーでも、UUIDの主キーでも、オリジナルの方針で設定した主キーでも動作します。主キーに対して「空欄不可」の制限が有効になっていると、セットアップのステップを減らすことができます(ただし必須ではありません)。
- 同期の際に主キーがどのように扱われるかに関するさらに詳しい説明は、「高度なトピック」のドキュメントの「MirrorSyncの使い方応用編 主キー/シリアル番号」を参照してください。
- 主キーがないテーブルに対してではない限り、MirrorSyncで使う新しい主キーを作成しないでください。
- UUIDの主キーを使用している場合は、フィールドのオプションの「フィールドに既存の値が存在する場合は置き換えない」と「データ入力時の値変更の禁止」チェックボックスのチェックを必ずはずしてください。入力値の制限の「ユニークな値」のオプションを有効にしてください。
- 業務番号、請求書番号、注文書番号、送り状番号などのようにユーザーから見えるデータとしてシリアル番号を使っているソリューションの場合は、「高度なトピック」のドキュメントの「ユーザーから見えるシリアル番号」を参照してください。
修正情報タイムスタンプと作成情報タイムスタンプ
- 同期を行うすべてのテーブル(結合テーブルも含めて)に、修正情報が自動入力されるタイムスタンプフィールドと、作成情報が自動入力されるタイムスタンプフィールドが必要です。
- FileMaker Serverがある場所とは異なる時間帯の場所から直接オンラインでFileMaker Serverにアクセスするユーザーがいる場合は、ホストの修正情報のタイムスタンプが必要です。
- 詳細は「MirrorSyncは異なるタイムゾーンで動作しますか?」を参照してください。
- 異なる時間帯の場所にいるオフラインのユーザーがMirrorSyncを経由してサーバにアクセスする場合は、このセットアップは必要ありません。
- FileMaker Serverがある場所とは異なる時間帯の場所から直接オンラインでFileMaker Serverにアクセスするユーザーがいる場合は、ホストの修正情報のタイムスタンプが必要です。
フィールド名についての注意
- MirrorSyncはフィールドの名前のカッコ( )または角カッコ[ ]をサポートしません。フィールドでこららの文字が使われている場合は、フィールド名を変更するか同期対象から除外してください。
データベースをホスト
- FileMaker Serverでデータベースをホストします。FileMaker Pro Advancedで、完全アクセス権のアカウントを使ってサーバーからファイルを開きます。FileMaker Pro Advancedをお持ちでない場合は、「高度なトピック」のドキュメントの「FileMaker Pro Advancedを使わない構成」セクションを参照してください。
「MirrorSync Support. fmp12」ファイル
- MirrorSync6 以降の同期設定で使用します。詳しくは 同期設定で使用する MirrorSync Support.fmp12 ファイル を参照してください。
- MirrorSync 5 以前のバージョンではこのファイルは使用しません。
http://docs.360works.com|MirrorSync basic setup|Preparing your database for use with MirrorSync
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